ニーブログ Written by Takashi Nii

退職理由の伝え方【トラブルを避けよう】

5.退職編 転職ロードマップ

転職先が決定した後は、退職交渉が待っています。
「退職」は人生でそう何度も経験することではありませんから、勝手が分からず、緊張しますよね。

悩める人
悩める人

・そもそも、どうすれば退職できるの?
・退職理由って、どう伝えたらいいのかな?
・辞めたいけど言いづらいし、なるべく揉めたくないな…。

こんな悩みを解決する記事を作りました。
特に緊張するのは「退職理由を伝える時」かと思いますが、今回の記事を読めば、極力揉めずにスムーズな退職ができますよ。

仁井 貴志
仁井 貴志

▷ 大手人材企業にて、社会人向けにキャリアコンサルを行っています(現役プロエージェント)
▷ 人材業界6年目、延べ3000名以上のキャリア相談を受付。
▷ 以前はブラックベンチャーで営業課長。月残業250時間で消耗経験もあり。

会社を辞めるときに企業と揉めたものの、権利を勝ち取った事例はたくさんあります(参考記事)。
ただ、やはり揉めずに退職したいところです。まずは退職するまでの流れから説明していくので、このまま読み進めてみて下さい!

退職するまでの流れ【把握しよう】

悩める人
悩める人
そもそも、退職ってどうやるの?

まずは、あなたが退職するまでの流れを把握しましょう。
こんなイメージになります。

1.転職活動を済ませる
2.使える残りの有給日数を調べる
3.退職日を決める
4.『退職願』を書いて、提出する
5.実際の退職日や、引継ぎ計画など話し合う
6.退職日の確定後、『退職届』を書いて、提出する
7.退職日を迎える(退職)

退職日は、退職申入れ日+1ヶ月+有給取得日数が妥当です。
また、退職願や退職届を、誤って『辞表』と書かないようにしましょう。(取締役以上の役職者が書くもの)

 

退職を申し入れる前に、心得ておくこと

退職を申し入れることは、緊張や不安が大きいと思います。
色々と思い悩む筈ですので、この3点を心得てください。

1.いつ、誰が辞めても会社は困る。
→「辞め時」なんてない。
2.あなたはこれまで、その会社に貢献した。
→「周囲に迷惑」とは思うな。
3.あなたには職業選択の自由がある。
→「辞められない」なんてことはない。

あなたは、辞めて良いんです。
会社を辞めることについて、自分を責めないで下さいね。

ちなみに、民法(第627条1項)では、
「退職の申告から2週間が経過すれば、退職が成立する」としています。(辞める権利があるということ)

民法第627条1項
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

 

退職理由の伝え方・作り方【会社と揉めずに、辞める】

悩める人
悩める人
流れは分かったぞ。
でも、退職しますって伝えるの、緊張する…。
どうやって伝えればいいかな?

退職願を申し入れると、大半の企業が「退職面談」を設定します。
企業はこれを「従業員の心を引き戻す場」と思っている場合が多いです。
あなたの上司は、部下が辞めた事実を会社から責められることがあるんですよ。
すごい必死で、止めてくるかもしれません。笑

あなたも、できれば会社と揉めたくはないはず。
でも、辞めたいことも事実です。
どちらも取るには、どうすれば良いか。

結論としては、「引き止めても意味がない、この人は辞める」と、早々に思われることが必要になります。
スムーズな退職のために、要点は以下3点のイメージです。

①:退職は、相談ではなく、報告にする
②:退職理由も、次の会社も、明かさない
③:感謝を伝える

それぞれ、簡単に解説します。

ポイント1:退職は、相談ではなく、報告にする

退職する旨は、相談しないでください。
退職する旨は、報告してください。

相談:相手に判断を委ねるもの。
報告:自分が判断するもの

退職することには、少なからず申し訳なさを感じます。
このため、どうしても「相談」っぽく伝えたくなります。

しかし、相談したら、当然引き止められます。
「辞めたいんですが、いいでしょうか…」→「辞められたら困ります!」

気になる人
気になる人
引き止めてくれるかなあ?

こんなことを期待して、退職を打ち明けるわけではありませんよね。
(もしそうなら、上司からすれば大変厄介な部下です。笑)

元から辞める気で退職を申し入れたのですから、
”相談”してしまうと、相手を苦しめますよ。(期待するから)
円満に退職するため、”報告”はあなたの義務です。

ポイント2:退職理由も、次の会社も、明かさない

退職理由や次の会社名などは、今の会社に話さない方が良いです。
これも、円満に退職するための秘訣です。

退職理由や次の会社名は、退職面談で必ず聞かれます。
理由は、退職しないための、カウンターを行うため。

例)

悩める人
悩める人

来月末で退職します

dummy
上司

まじで、なんで辞めたいの?

悩める人
悩める人

仕事内容と給与のバランスが取れてないのと、昇進できなさそうだなと思って。
dummy
上司

不景気だけど、辞めて平気?新しい会社で本当にやっていける?ウチより甘くないかもよ?あと1年働いたら、昇進できないか掛け合うことできるよ?昇給するために何をすればいいか、一緒に考えようか?ん?お?大丈夫????

悩める人
悩める人

あ、、う・・・。

退職理由や次の会社名は、明かさなくても全く問題ありません。
「訊かれたら答えるもの」と思うかもしれませんが、大丈夫です。

■転職理由
この会社に不満はなかったのですが、縁あって次の会社に行くこととなりました。ありがとうございました。
■次の会社名
こちらは、すみません。退職するまではお伝えを控えさせてください。今までありがとうございました。

”取りつく島もない”という状況にしましょう。
良心が痛むかもしれませんが、これがトラブルを避けるための最善策。
繰り返しですが、相手に期待させることは、罪だと思った方が良いですね。

ポイント3:感謝を伝える

小さいことですが、意外と大切なのが感謝を伝えること。
理由は、感謝してくる相手を、敵だと見なせないから。

退職面談では、謝罪よりも、感謝の言葉を増やすよう意識してください。

「〜なんです、申し訳ありません」ではなく
「〜なんです、本当に今までありがとうございました」という感じ。

感謝の言葉を繰り返すと、”刷り込み”が発生します。
刷り込みが発生すると、上司とあなたにこんな変化が起こります。

上司:この人が退職することは、もう確定事項なんだな。
あなた:この退職は後ろ向きなものじゃない。前向きなものなんだ。

ネガティブな状況は回避しようとしますよね。
でも、ポジティブな状況は受け入れますよね?

あなた自身が退職をポジティブに受け入れるために、感謝の言葉を口にすることは効果大です!
ぜひ、意識的に感謝を伝えましょう。

 

退職を進める時に、気をつけること【少しの工夫で、身の安全を守る】

悩める人
悩める人
他に、退職するときに気をつけた方がいいことはあるかな?

必須事項というほどではありませんが、いくつかあります。
トラブル防止のために、意識しておき、適宜実行してください。

★上司が忙しければ、メールやLINEで退職したい旨を伝える
記録に残すことで、「退職申し入れ」の効力を発揮する

★残った有給の使い方は、会社に選択させる
→最終出勤日以降に連続して取得するのか、有給を挟んで最終出勤日を迎えるのか
新しい会社の入社日に間に合うように調整。

★退職時に受け取る書類は、いつどのように受け取るのか確認する
→「雇用保険被保険者証」「年金手帳」「源泉徴収票」
※転職先が決まっていなければ「離職票」も。

★給与明細は3ヶ月分をPDFデータ化&印刷しておく
※明細手渡しの会社なら不要。

過去、退職関係でトラブルに遭った方の実例を用いています。
会社によっては、本来必要な手続きを怠ることがありますので
念には念を入れて、着実に事を進めていきましょう。

 

「仕事が落ち着いたタイミングで退職」は幻想【いますぐ辞めて良い】

今回は、「退職理由の伝え方」について解説しました。
退職の一連の流れ、退職の心得、実際の伝え方など、ご参考いただけましたか?

あなたが辞めることを、心良く思わない同僚がいるかもしれません。
白い目で見られたり、「今辞められるのは迷惑だ」なんて言われるかもしれません。

しかし、それはあなた以外が、いつ辞めても同じこと。
本来はあなたの成長を応援した方が良いと、その人たちも心の奥底では理解しています。
未来に向かって行動したあなたに対して、悔しかったり、羨ましかったりするんです。(あるいは、寂しかったり。)

多少居たたまれないのは、退職時は必要な痛みです。
退職後半年もすれば、同僚とは笑顔で再会できますから、勇気を出してくださいね。

安心して、毅然な態度で、退職してください。
あなたの次のステージでの活躍を、応援しています。

退職が難航しそうなら、「退職代行」を使うのもアリ

「上司に報告した瞬間にブチ切れられそう」という勤務状況の方もいますよね。
認めたくない事実ですが、外野から見ればいわゆる「ブラック企業」にお勤めのあなた。

建設的に会話を進めることができない状況に陥ってしまっているなら、退職代行を使うのもありです。あなたの心身と貴重な時間を、これ以上ブラック企業に費やす必要はありませんので、参考記事をご覧くださいませ。

退職代行の料金比較!使い方を業者の見分け方を解説【確実に辞めよう】

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